鷲峰山

高 台 寺

　所在地：〒605-0825　京都市東山区高台寺下河原町526番地

宗派　：臨済宗建仁寺派
沿革　：東山霊山の麓、八坂法観寺の東北にあり、豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所（ねね）が慶長11年（1606）に開いたお寺である。寛永元年（1624）７月、建仁寺の三江和尚を開山としてむかえ、高台寺と号した。造営に際して、徳川家康が政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので壮麗をきわめたという。
　現在旧持仏堂の開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台等が国の重要文化財に指定されている。 秀吉と北政所を「霊屋」に祀り、北政所像の下はその墓所となっている。須弥壇と厨子は桃山美術を代表する「高台寺蒔絵」により華麗に装飾されている。また東西に広がる池庭は小堀遠州作と伝えられる。
　豊臣秀吉夫人（北政所）は天正16年（1588）従一位に序せられ、慶長８年（1603）後陽成天皇より高台院の号を賜った。寛永元年（1624）９月６日、76才で没した。

平成23年12月1日