浜名湖から山道ドライブ

**　　奥浜名の旅　　**

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第１日：１９９６年７月１５日（月）

1996年夏、沼津の明治史料館を訪ねがてら浜名湖から奥浜名をドライブしました。初日は箱根に１泊するつもりで姥子のホテルを予約し、朝ゆっくり家を出て藤沢バイパス・西湘バイパスを経由して真鶴の三ツ石海岸を訪れました。レストハウスで昼食を取り、天気があまり良くなかったので海岸までは降りず、湯河原から箱根十国峠を経由して元箱根の成川美術館を訪れました。展示の絵を見てしばらく展望室から芦ノ湖の展望を楽しみ、その日は姥子のグリーンプラザ箱根に宿泊しました。

第２日：１９９６年７月１６日（火）

第２日はホテルで朝食を済ませてから、国道を沼津に向かい、明治史料館を訪ねました。学芸員の樋口雄彦氏に面会、用意してきた資料を提供し、また先方からも参考資料をいただいたり、展示も見せて貰いました。新宿区役所で可傳、勝貞の戸籍がもはや保存されていないことを話したら、静岡にはまだあると思うというので、そこから静岡に向かいました。史料館を出てファミリーレストランで昼食を済ませ、沼津インターから東名高速を一走りして静岡インターを出ます。地図を見ながら市役所を探し、駐車場に車を入れました。戸籍係で古い除籍謄本を探してもらい、伊代が戸主時代の謄本が見つかりました。勝貞の前歴は掛川市役所にあるかもしれないとの期待をもって、再び東名を経由して掛川市役所を訪れ、ここでも親切に探してはくれたのですが、もはや古い戸籍は残っていませんでした。大きな成果は得られず残念でしたが、少しでも過去の戸籍が判明したのは嬉しいことでした。

沼津訪問の用件は片づいたので、再度東名高速に入り、三ヶ日インターを目指します。途中浜名湖の展望が楽しめる浜名湖ＳＡで休憩を取り、湖の展望を楽しんだのち、三ヶ日から１０分ほど走って天竜浜名湖鉄道の踏切をわたるとすぐのグリーンプラザ浜名湖に着きました。駐車場に車を入れ、手荷物を持ってホテルにチェックイン。ホテルの位置は浜名湖の西北岸にあり、正面に舘山寺辺りがよく見える場所でした。特別サービスのカニがついた夕食に舌鼓を打ち、部屋に戻った頃、舘山寺あたりで花火が上がり、しばらく花火の打ち上げを楽しみました。

第３日：１９９６年７月１７日（水）

最終日、朝食を済ませてホテルをチェックアウト、奥浜名をドライブする計画で、先ず摩訶耶寺を訪れました。ホテルから三ヶ日インターを越えて奥に２０分くらい走ったかな？　お寺は目立たない静かな場所にありました。本堂から中に入り、仏像などを拝観し、そのあと見事に整備された境内の庭園も拝観しました。ここを辞去して山中に入り、狭い道を若干の不安を感じながら一山越えて方廣寺に着きました。参道手前の駐車場に車を入れ、奥山大権現の掲額がある鳥居をくぐり、たくさんの羅漢像が迎える参道の坂道を登っていきます。方廣寺は山岡鉄舟お気に入りのお寺のようで、本堂には「源奥山」と揮毫された額が飾られ、明治天皇行幸の際の御座所の間には鉄舟居士書の漢詩の屏風２双が置かれており、ほかに掛け軸も飾られていました。ここで方廣寺のガイドブックを求め、鉄舟書の絵はがきを売っていないかと寺側に訪ねたら、自分で写真に撮って良いと云われてデジカメに収めてきました。
　ここの境内は山の中ですが、かなりの広さがあり、三重塔も建てられていました。このあと、近くにある竜ヶ岩洞を見物。さほど広くはありませんが、かなり奥深い鍾乳洞で、ところどころ水がしたたり落ちる狭い通路をくぐり抜けてくるという感じです。ここの見物のあと近くの龍潭寺を訪ねました。ここは江戸幕府の大老井伊直弼を出した井伊家の菩提寺です。その裏庭は小堀遠州作といわれる名園で、たくさんの岩を置いた築山の手前に池が広がる小堀流の庭園が見事でした。ここから引佐を経て気賀の関所で昔の状況を復元した関所を見学、舘山寺にも立ち寄ってから浜松市内に入りました。浜松インターからは東名にのって中井インターでおり、東海道経由で帰宅しました。走行距離は約600kmでした。

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2004.11.30 開設　　2005.1.17 更新