東海地方ドライブ

**　　渥美・知多半島の旅　　**

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第１日：１９９８年８月１９日（水）

浜名湖を起点に渥美半島伊良湖岬からフェリーを利用して知多半島に渡る周遊ドライブを計画し、オーナーズのグリーンプラザ浜名湖を予約しました。初日は静岡の登呂遺跡、久能山東照宮を経て浜名湖に、翌日は渥美・知多半島めぐり、最終日に三保松原などを訪れるような計画でした。
　朝９時頃車で家を出て、港南台インターから横横に入り、東名横浜インターに向かいます。インターに近づくと渋滞が激しくなり、インターに入っても本線に出るまで、大分時間がかかりました。東名本線は車は多いものの渋滞するほどではありません。途中中井、富士川、日本平の各ＳＡで小休止しながら昼頃静岡インターを出ました。

朝から曇ってはいましたが、静岡に近づいた頃から雨になり、インターを出たときは豪雨に近い状況でした。雨の中を地図を頼りに登呂遺跡に向かい、車を駐車場に入れます。雨が小降りになるのをしばらく待って、弥生時代の住居などを復元展示している園内に入り、住居の内外や遺跡博物館を見学しました。そのあと同遺跡園内にある芹沢�_介美術館を見に行くとき再び豪雨雷鳴に見舞われ、大急ぎで美術館に駆け込み、展示の型絵染めの作品を見学しました。
　そのうちに雨もあがってきたので駐車場の前の店で昼食を済ませ、海岸に沿った道を清水方向に向かいました。日本平パークウェイを経て、日本平駐車場に車を置き、ロープウェイで久能山の東照宮を訪れました。天候が悪いせいか５５人乗りの大きなゴンドラはがらがら。展望もよくありません。東照宮に参拝後、家康の墓や東照宮博物館を見学。来た道を戻り、静岡インターから三ヶ日インターを経て６時半頃グリーンプラザ浜名湖に着きました。

第２日：１９９８年８月２０日（木）

朝食を済ませて８時頃ホテルを出ました。今日の天気は晴れ、浜名湖パークウェイを経て浜名湖の西岸を走り、国道１号線(東海道)にでます。ここから西に向かい、白須賀で伊良湖岬に向かう国道４２号線に入ります。
　しばらく海岸に平行して走りますが海が見えるような海岸道路ではありません。途中田原町に寄って町役場で観光案内を手に入れ、田原城趾に作られた田原町博物館を見学しました。ここは時代を先駆けた蘭学者渡辺崋山の業績を中心に田原藩の資料を集めた博物館で、幕府の弾圧で逮捕、この地に幽閉され自刃した崋山の遺品などが多数展示されていました。観光案内を見ながら伊良湖岬に向かいますが、このあたりは温室メロンの栽培が盛んなようで道路沿いにメロンを並べた店やテント張りの売店が多数見かけられます。岬に近づいた辺りにあるフラワーパークの駐車場に車を入れ、園内のベゴニアなどの温室を見て回りました。またここには豊橋鉄道のデキ２００形電気機関車が展示されていました。この機関車の電気品は東洋電機製です。

伊良湖岬の近く、島崎藤村の椰子の実の石碑があるところから海岸に降り、洞穴が開いてその穴から日の出を拝めるという日の出岩を見たり、洋子が貝を探し、石ころを拾って少し時間をつぶしました。岬に着いてここからフェリーで知多半島に渡るつもりで、時間を調べたら１時間半も待つことが分かったので、フェリーターミナルで昼食を済ませ、蛤を食べたり椰子の実博物館を見学、周辺を散歩してみましたが、見るべきものはありませんでした。
　午後１時半のフェリーに乗船、約４０分で知多半島の師崎に着きます。ここから西海岸に沿って常滑まで走り、常滑市立陶芸研究所という所を見つけて見学しましたが、あまり見応えはありませんでした。このあと浜名湖への帰途についたのですが、半田市から衣笠海底トンネルを抜けて蒲郡に向かう道路で渋滞に巻き込まれ、途中見物どころではなく、さらに豊橋を抜けるにも時間がかかり遅くなってしまったので、６時には戻ると伝えて置いたホテルに遅れると電話を入れ、浜名湖岸に出てホテルに戻ったのは７時を過ぎていました。遅くなった夕食をすませてようやく一息入れることができました。

第３日：１９９８年８月２１日（金）

最終日は朝食をすませてホテルをチェックアウト、三ヶ日から東名を通って静岡インターに降り、清水市の三保に向かいました。清水市の沖合を塞ぐように突き出た三保半島の先端近くに三保文化ランドがあります。ここは東海大学社会教育センターの博物館がいくつかあり、公開されています。ここの駐車場に車を入れ、自然史博物館、人体科学博物館、海洋科学博物館をなど見学、園内には箱庭のように造成された日本国内の著名建造物を建てた庭園に小型遊覧列車を走らせていたので、これに乗って大阪城、五重塔、東京駅などのパノラマを見物しました。昼食を済ませてから天女伝説の三保の松原を訪れました。天女が羽衣を掛けたといわれる松は柵に囲まれていて絵にはなりません。松の近くには能「羽衣」を独力で演出上演したフランス人舞踊家エレーヌ夫人のレリーフをはめ込んだ「羽衣の碑」が立てられています。海岸の砂浜はきれいで、天気も良くしばらく砂浜で休憩しました。
　ここを出たのは２時を少し回った時刻でしたが、清水市の西郊にある龍華寺、鉄舟禅寺に参拝しました。前者は日近上人が開いた日蓮宗の寺で、富士山、駿河湾が一望できるように設計された須弥山式庭園「観富園」で知られ、この眺望を愛した高山樗牛夫妻の墓があります。また日本最大最古の大蘇鉄も有名だそうです。後者は久能山麓にあった久能寺が移転、その後荒廃していた寺を山岡鉄舟が再興に尽力、その功を称えて鉄舟寺と名づけられた寺です。
　４時頃清水インターから東名に入り、由比、足柄ＳＡで小休止し、町田インターから横横経由で７時頃帰宅しました。３日間の走行距離は約800kmでした。

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2004.12.11 開設　　2005.2.13 更新