ＨＯＭＥ

ＭＡＩＬ

梅小路蒸気機関車館訪問記　　　 平成19年10月23日

資料展示館

扇形車庫

かつて日本国中を走っていた蒸気機関車、黒煙を吐き、汽笛を鳴らして客車・貨車を引っ張って走っていた列車に子供の頃の郷愁を覚えるのは私だけではないでしょう。その蒸気機関車が動態保存されている京都梅小路蒸気機関車館は一度訪れてみたいと思っていたところです。
　しばらく途絶えていた関西への旅のついでに梅小路を訪れました。新幹線で京都に昼頃着き、食事を済ませてから梅小路公園までバスに乗りました。機関車館の本館は旧二条駅の駅舎を移築したものとのことです。この建物は明治３７年京都鉄道株式会社の本社社屋を兼ねて造られたもので、鉄道文化財として京都市指定有形文化財になっています。現在この内部はエントランス、展示館として使用され鉄道設備、ＳＬの部品や模型やなどの展示、売店などがあります。
　この建物の裏側がかつて国鉄時代の梅小路機関区があったところ、扇形車庫、転車台などとともに十両を超える蒸気機関車が保存展示されていました。

　扇形車庫内には往年の鉄道の主役たちが静かに休んでおり、C58-1号機にはお召し列車のヘッドマークがつけられていました。車体の鉄板は分厚いもので、少しくらいの衝撃では壊れそうもない部品ばかりです。車庫外の留置腺には最後の旅客機関車C61、C62が置いてあり、来場者を乗せて構内運転するＳＬスチーム号の機関車もC62-2号車でした。ＳＬスチーム号はオープンタイプの簡易客車２両を曳いて片道２分くらいの距離を往復しました。黒い煙、発車合図の汽笛に昔を思い出します。
　構内の中心にある転車台では小型のB2010号機関車を載せて一回りする演出をしていました。
　扇形車庫の一隅に来館日と名前を刻印できる機関車のメダルを自動販売していたので、孫の智哉・郁哉への記念みやげとして入手してきました。展示館でC11機関車の運転室カットモデル、投炭練習機、機関車模型(HOゲージ)などの展示品や昔の記録映画を見ました。今度は智哉たちでも連れてきてやりたいところです。

PAGE TOP

2007.10.28 開設