レンタカーを使って
** 三陸ドライブの旅 (2) **
2000年9月5日(火)
龍泉洞の見学を終えたのち、三陸海岸に出て「熊の鼻展望台」からの景観を眺め、途中「三王岩」にも立ち寄り、宮古の「浄土ヶ浜」まで走ります。ここでも展望台からの眺めを楽しんでからホテルに投宿、寿司屋を探して宮古の海の幸を堪能してきました。
2000年9月6日(水)
翌日もあまりぱっとした天気にはならず、薄曇りの中をときどき波が洗うくらいの遊歩道を伝って浄土ヶ浜まで行ってみました。きれいな白砂の砂浜、松が茂る海中の岩山など見物した後、観光船に乗って海上からの海岸の景観や海猫の乱舞を楽しんできました。
半日をここで過ごしたのち別の道を通って盛岡に戻り、五百羅漢で有名な報恩寺を訪れました。このお寺は盛岡五山の一つに数えられる禅刹で、一三九四年南部家十三代守行により創建、二十七代利直のとき現在地に移転されたと寺歴に記載されており、本堂本尊は元奈良の中善寺の本尊といわれる釈迦牟尼像で脇侍の文殊・普賢菩薩とともに享保年間に当寺に迎えられたとされています。本堂左手の廊下につながる羅漢堂には中央に廬舎那仏を中心に善財童子、八歳童女、十大弟子、十六羅漢などの諸像が祀られており、周囲の壁面全面の棚状の壇に数百体の羅漢像が祀られています。それぞれに表情、姿態が異なりますが、あまりにも数が多すぎてとても子細に拝観する気力は出ませんでした。山門は昭和年代に新築された新しいものですが、２層構造で門柱には象や獅子、龍などの彫り物が飾られ、門扉にも龍の透かし彫りの板絵がはめ込まれた凝った造りの山門です。
今回のドライブ旅行はここでうち切り、車を返却してから市内にある石川啄木の新婚時代の住居を見学したのち新幹線で帰京、深夜の帰宅となりました。
