房総の旅
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南房総ドライブ
** フラワーラインを訪ねて **
第１日：１９９８年３月１９日（木）
東京湾を隔てて隣り合う近さにも拘わらず一度も行ってなかった南房総、東京湾フェリーを利用し、オーナーズの小湊に宿泊しての一巡りを計画しました。旅支度を車に積み込み、朝９時頃家を出ます。天気は晴れ。朝比奈から横横道路に入り、一気に終点の佐原まで走り、東京湾フェリーの久里浜ターミナルに着きました。９時４０分頃フェリーに乗船、車から降りて客室にくつろぎます。同乗者１名で往復7,880円、船旅を楽しみながらの行程は、東京回りよりは時間・疲労とも大分楽で高いとはいえないですね。30分ほどで対岸の金谷に着き、館山方面に向かいます。途中道の駅で一休み、パンフレットなどを入手して、１２時頃館山市に入るあたり真言宗の大福寺に着きました。ここの境内裏の崖に朱塗りのお堂が張り付いたように建てられています。崖の観音として有名ですが、お堂の中の断崖壁面に彫り込まれた十一面観世音は残念ながら拝観出来ませんでした。このお堂の回廊舞台は海岸に近く、かなり高いので東京湾の展望が楽しめます。ここを拝観した後、近くの那古寺にも立ち寄りました。『那古寺縁起』によると、７１７年元正天皇の御悩平癒のため、僧行基が老翁の告げにより、ここの海中より香木を得て千手観音像を刻んで祈念したところ、直ちに効験あったので勅願により山上に伽藍が建てられたと伝えられています。
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館山の市街地をバイパスして洲崎灯台に立ち寄り、灯台を見学しました。灯台では風が強かったので早々に引き上げ、菜の花満開の南房フラワーラインをドライブ、街道沿いに建設された南房パラダイス、白浜フラワーパークを見学しました。南房パラダイスでは温室の花が咲き乱れ、オウムなど熱帯の鳥も見られました。白浜フラワーパークではポピーが育てられ販売もしていましたが、ポピーだけのような感じでした。この日は外房の海岸線を小湊まで走り、ホテル・グリーンプラザ小湊に宿泊しました。
第２日：１９９８年３月２０日（金）
朝から荒れ模様で、交通情報を聞くと東京湾フェリーが朝から欠航しているとのことでした。一日荒れるとの情報なのでもう１泊できるかとホテルに訪ねるとＯＫというので、宿泊延長の手続きをしてこの日は小湊周辺をドライブすることにしました。最初に日蓮誕生の地といわれる小湊の誕生寺を訪れて宝物館などを見、そのあとフラミンゴが有名な行川アイランドに行ってみました。天気が悪かったせいもあるでしょうが人出も少なく、オーストラリア産のインコのケージで鳥と遊んだだけで、ホロホロ鳥の空中パレードなどのショーの実演も中止され、あまり見応えがありませんでした。そのあと日蓮が修行したと伝えられる清澄寺に行きましたが、雨もひどくなったのでそこから引き返し、早めにホテルに戻りました。この日は連泊になったのでホテル側の配慮か、他の人とは別の料理を供してくれました。
第３日：１９９８年３月２１日（土）
最終日も好天気ではなかったですが、フェリーも回復したようなので途中の観光をしながら金谷に向かうことにしました。まず前日素通りした清澄寺を訪れました。あまり見るところもなく、天気も良くないので山歩きもパスして30分ほどでここをでました。そこから山道を内房方面に向かいましたが、途中四方木というところに近くの農家の人達が産品を販売している直販センターがあって、手作りのこんにゃくが美味しいよといわれて買ってきました。このあと亀山湖を見物、観音寺にも立ち寄ったのち、房総スカイラインを通って上総湊に出、すこし南下して午後１時半頃金谷に着きました。５分くらい待ちで乗船、船内で遅い昼食を取りながら久里浜に戻り、横横朝比奈インター経由で帰宅したのは３時頃、今回の走行キロは約 330 km でした。
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2005.07.10 開設