藤原３代の栄華を訪ねて

*　まりやの家・中尊寺・毛越寺　*

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第１日：１９９９年６月１４日（）

まりやの家に預けた妹のフォローを弟夫妻に任せていましたが、当方の健康状態も小康を得て大分動けるようになったので、弟の要請もあって一度まりやの家を訪れることにしました。以前交通の不便さを実感していたので車で行くことにしましたが、朝東京を抜けていくのは時間のロスが大きいと判断し、初日宇都宮に一泊して翌日まりやの家を訪ねることにし、もう一日長年の懸案であった中尊寺を訪れるような計画を立てました。宇都宮では以前に親戚の葬儀の際、宿泊したビジネスホテルを知っていたのでここを予約、次の日は中尊寺を念頭に一関のホテルを予約しました。初日は旅支度を車に積み込んで夕方17:00頃家を出ました。首都高速、東北自動車道を順調に走り佐野ＳＡで小休止を取った後鹿沼インターから宇都宮に向かい、20:00頃駅近くのホテル・サンロイヤル宇都宮に着きました。夕食は駅前のビルにハゲ天の店を見つけて天ぷら定食をとりました。(20:30-21:00)

第２日：１９９９年６月１５日（）

翌朝ホテルで軽い朝食を取り、8:00にホテルを出て再び鹿沼インターから東北自動車道路を北上して金成を目指します。宇都宮以南の片側３車線に対してここから北は２車線に減少しましたが、車両数は少なく、東名より走り易いと感じました。途中那須高原、安達太郎ＳＡで小休止し、11:40頃長者原ＳＡで昼食を済ませてから若柳・金成インターで東北道から降りました。インター近くでガスを補給し、12:40頃まりやの家に着きました。築茂夫妻に面談、妹が脳梗塞を再発して一関の病院に入院していたので、ちょうど病院に行くまりやのスタッフに先導して貰い、一関の県立磐井病院に走りました。ここで妹を見舞い、病院のスタッフから病状を聞き、まりやの家のスタッフにお礼と今後のフォローを依頼して別れました。家内を残して中尊寺訪問のため予約していた一関グリーン・ホテルに出向いてチェックインしたのち再び病院に戻り、19:00ころまでの面会時間妹に付き添いました。この日まりやの家には電話で戻らないことを連絡してホテルに入り、夕食は近くの店で自慢のソースかつ丼を食べ、店主から中尊寺、毛越寺の情報などを聞きだして20:00過ぎにホテルに戻りました。

第３日：１９９９年６月１６日（）

朝食はホテルで済ませ、8:00チェックアウト、平泉に向かいます。道は一本道に近く、まっすぐ中尊寺の駐車場に着きました。９時過ぎ、駐車場に車を入れて雨上がりでしっとりとした杉木立の中の参道を登っていきます。途中にお地蔵さんが祀ってありました。かなり登ったところにいろいろ伽藍などが分散配置されており、先ず弁慶堂が目に付きます。その他観音堂や宝物館の讃衡蔵などを見ながら山門をくぐり本堂に着きました。そこからさらに奥に進むと、石段の上に見える金色堂があります。金色堂は箱入り娘さながらにコンクリートの覆堂に覆われ、中に入ってもガラスで囲われて飾り物でも見るような観がありました。売店兼休憩所で一休みし、金色堂のビデオを購入しました。ここを出て旧覆堂といわれる木造の建物に入り、藤原３代のころの光景を描いた絵と説明を見ました。この覆堂は現在のコンクリート製覆堂以前に金色堂を覆っていいたもののようです。境内を一回りして工事が完了していない讃衡蔵を見学しました。工事半ばのため展示品も少なく、出入りの足場も悪かったですが、清衡らの遺体を保存していた漆塗りの棺なども展示されていました。

中尊寺の見学を終えて、11時頃次の目的地毛越寺に着きました。ここは基衡が開いた寺で一時は中尊寺を凌ぐ規模を誇ったようですが、度重なる戦火に伽藍は失われ、本堂その他若干の小さなお堂が、かつての壮大さを示す伽藍説明図や当時を偲ばせる大きな池や伽藍の基礎などとともに残されています。金堂、嘉祥寺などこれらの伽藍の基礎の説明などを見ながら庭園を回り、昼時になったので駐車場売店の食堂で昼食を済ませ、帰途につきました。
　帰路は12:30頃一関インターから東北自動車道に入り、国見、那須高原、蓮田の各ＳＡで30分ほどの休憩を取りながら、６時頃首都高速に入りました。横横経由で港南台に戻り、バーズの食堂街で夕食を済ませ、午後８時過ぎ帰宅しました。今回の走行キロは1100km弱でした。

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2005.1.21 開設　　2005.7.17 修正更新