長州路ドライブの旅（３）
** 城下町・萩 **
2002年8月27日(火)
青海島から日本海の海沿いに東に向かい、萩を目指しました。萩の町中は思ったより近代化されていましたが、まだ城下町の趣を残した部分も見られました。この日は萩の町を通り抜けて笠山に登り、萩の沖合の見島方面の展望を楽しんだ後、町中の宿泊旅館に入りました。
2002年8月28日(水)
翌日は旅館で手配してもらったタクシーを利用して、萩の市内を見物しました。まず家内と縁続きの三上家菩提の善福寺を訪れましたが、三上家のお墓は見つけられませんでした。そののち周辺の旧家を案内してくれましたが、至る所に掘り割りの狭い水路が巡らされ、この水路を家の中に導いて家の中から水を使えるように工夫されていました。もちろん現在はこのような使い方はされていませんが、昔の生活ぶりの一端を垣間見ることができました。このような家を二、三軒見た後、町はずれの岬状の岡にある城址公園に案内してくれました。この城趾は石垣が残っている程度で城の痕跡は感じられませんが、落ち着いた雰囲気の公園のようでした。この近くの萩焼の工房を見、萩焼専門店にも案内してもらい、茶碗を求めました。
再び市街地に戻り、高杉晋作の旧宅や武家屋敷の石塀が続く狭い道を通り抜け、最後に漁港を見て宿に戻りました。約２時間、地理に詳しく狭い路地を巧みに通り抜けるタクシーを利用したのは正解と感じた市内見物でした。
その後はまたレンタカーを利用して吉田松陰を祀る松陰神社に立ち寄りました。ここは松陰の開いた松下村塾ゆかりの土地で、松陰が幽閉された家の復元などもあり、松陰の事績を人形化して展示する記念館なども見学しました。
昼過ぎ頃ここから海に沿って北上し、途中「阿武」の道の駅で昼食に一休み、このときドライブ中でただ一度の雨に見舞われましたが、休んでいる間の短時間だけでした。
